どうもホルモンしま田のぶっちゃーしまだです。
ホルモン屋の刺しものの定番と言えばガツ刺し、センマイ刺しですよね!
あのコリコリっとした食感がついつい箸が進んじゃいますよね。
他にもタン刺し、ハツ刺し、コブクロ刺しなんかも美味しいです!
今回はそんなガツ刺しに使われるガツについて詳しく解説していきます。
※ガツの詳しい捌き方は別の記事で書いているので参考にしてください。
ガツって何?
ガツとは豚の胃袋のことです。別名ミノ、豚ミノ
ガツは英語の内臓を意味する「gut」の複数系の「guts」ガッツからガツと呼ぶようになったそうです。
ちなみに英語で胃袋は「stomach」です。
1頭から1つだけ取れます。
ちなみに牛は胃袋が4つあります。第一の胃(ミノ)、第二の胃(ハチノス)、第三の胃(センマイ)、第四の胃(ギアラ)の4つです。
豚の胃をミノと呼ぶお店もあります。名前が統一されていないのがホルモンのややこしいところであり、面白いところですね。
胃一つの重さは500g~800g位で開いた状態は薄い楕円形の様な形をしています。
消化器官などで下処理前のガツは胃液でヌルヌルして、
このぬめりが付いた状態だと臭いので、しっかりと洗ってぬめりを取ります。
水洗いでは落ち切らないので、塩などを使うとぬめりがよく取れます。
ガツ刺しなどお店で提供されるガツは基本的に一度ボイルしてあります。
ボイルしたガツは灰色っぽい色していますが、生のガツは薄いピンクから濃いピンクをしています。
全体的な厚みは5mm位で、上質な食道(シキン)近くの「ガツ芯」と呼ばれる部分は1cm~1.5cm位あります。
ボイルすることで全体的に一回り位小さく縮みます。
ガツ芯部分は胃一つから100g~150g位しか取れない上に、取る作業も手間がかかるので超希少部位です。
この部分は牛のミノにも負けないくらい、上質で肉厚なので特に美味しいです。
クセが少なく旨味があるので、初心者やホルモンが苦手な人にもおすすめです。
もしメニューにあれば是非食べてみてください。
ちなみにうちが取引のある業者さんだとガツ芯が豚内臓では一番キロ単価高いです。
どんな食べ方がおすすめ?
定番はボイルして刺しで食べるのがおすすめです。
お店によって味付けは違いますが
ホルモンしま田では薄切りにしたガツを、
醤油、酢、ごま油、おろし生姜、一味で味付けしてさっぱりと食べてもらいます。
あとはコチュジャンなどで辛めに味付けして混ぜ合わせたり、酢味噌で食べたりもおすすめです。
焼く場合もクセの少ない部位なので、塩でもタレでも相性良いです。
ボイルしたガツは特に焼くと美味しいです。しっかりめに焼いて少し焦げたくらいが一番美味しい食べごろです。