どうもホルモンしま田のぶっちゃーしまだです。
ノドガシラと聞いて皆さんすぐに答えられますか?
焼肉屋や居酒屋でもあまり聞かない馴染みのない名前ですよね。
今回はそんな謎に包まれた希少部位をご紹介します。
ノドガシラとは?
ノドガシラとはタンと喉の間の部分。別名「チグチ」「タンオク」「味蕾」などと呼ばれたりします。
これといった特定の名前はなく各業者や地域、お店ごとに自由に名前は付けているようです。
大体一つが小さいと30gくらいから、大きくても60gの大きさです。豚1頭から1つしか取れないので大変希少な部位です。
ホルモン屋で1人前のノドガシラを用意するのに3頭分位は必要です。
ノドガシラはどこの部位かわかりやすく書いてある本などはあまりありません。
わかりやすくノドガシラを説明すると、自分の舌を口の中の上に付けて奥の方にやるとザラザラしたところがあります。
そこがノドガシラです。
取れたばかりのノドガシラはネバネバ、ヌルヌルとしてとても滑ります。
この状態だとすぐに劣化して味が悪くなるので、仕入れてすぐによく流水と塩でこのヌルヌルを洗い流します。
この作業が大事。
洗う前は少しピンクが強いですが、しっかり洗うと全体的に少し白っぽくなります。
不思議な形をしています。
部位としては肉というよりは軟骨に近いイメージです。
この状態だと歯応えがあり食べづらいので、基本的にどこのお店も包丁で切れ込みを入れて食べやすくしています。
軟骨に近い部位ですが食感は軟骨ほど固くなく、コリコリ、シャキシャキとしていてどちらかというと貝に近い食感をしています。
大きさにもよりますが、1つのノドガシラを2~3つにカットして食べやすい大きさにします。
どんな食べ方がおすすめ?
味はタンに近い部分なのでタンの旨味を感じます、特にクセなどないのでまずはシンプルに塩や塩だれで焼くのがおすすめです。
ボイルしてもまた少し違った食感を楽しめます。
焼きより少し小さくカットしてボイルし、ポン酢、薬味などと食べるのは夏のつまみに最高です。
あえて細く細かく切って野菜炒めなどに入れても食感が楽しめておもしろいです。
食感が少しエビにも似ているので、エビチリのエビの代わりにノドガシラを使っても美味しかったです。
ホルモンはまだまだ色々な楽しみ方があるので、自由に料理に取り入れてみてください。
中々スーパーでは売ってない部位ですが、もし見かけたらどうぞ手に取ってみてください。
★のどがしらの詳しい捌き方も紹介しています。