どうもホルモンしま田のぶっちゃーしまだです。
皆さんトンパイってご存じですか?
なんとなく名前の響き的にピンときた人も多そうですね。
今回はそんなトンパイについて詳しく解説していこうと思います。
トンパイとは
トンパイは名前の響き通り豚のおっぱい(乳房)のことです。
地域やお店によっては別名チチカブ(乳株)とかそのままおっぱいと呼ばれたりします。
豚は5~8対(10~16個)の乳房があります。
一度に10匹前後子供産むのでこれくらいは必要ですね。
ちなみに牛は2対(4個)、馬は1対(2個)、山羊は1対(2個)、犬4~5対(8個~10個)、猫4対(8個)あるそうです。
あまり通常の焼肉屋では目にする機会少ないですが、種類の多いホルモン屋などでは結構人気なメニューの1つです。
ホルモンしま田でもトンパイ目当てのお客さんは結構多いです。
食感はかなり歯応えのある肉っぽい感じだけど、噛み切れない訳じゃなく歯切れは良い不思議な食感です。
味は良く噛むとどことなくミルキーで旨味があります。
トンパイってどう仕入れるの?
仕入れたばかりの状態だと正直少し豚臭いです。
腸などに近いなんとも言えない匂いをいつも感じます。
一般的に出回っている状態は皮などは処理されて出回ることが多いです。
色は綺麗なピンク色で少し白っぽいパステルピンクっぽい色合いです。
どことなく色合いや質感はホーデンに似ているなと感じます。
ホーデンについてはこちらを参考にしてください。
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うちの業者さんの場合乳首も綺麗に処理してくれています。(稀に乳首あとがあります)
皮などを処理せず仕入れるとかなりの大きさになり、無駄が多くなります。
あと豚の皮部分は衛生的にもあまり綺麗ではないので、業者の方も出したがりません。
基本的に食肉センターでと殺→専門業者で清掃小分け→お店納品のルートできます。
やっぱり早い段階でしっかりと綺麗にされている方が、匂いも抑えられ最終的に長持ちもします。
自分たちは撮影や他のスタッフの教育を兼ねて大きい状態のものを仕入れたりしますが、
正直手間や労力を考えたらある程度綺麗に清掃されて処理されているものを仕入れる方がいいです。
中々スーパーなどでは見かけること少ない部位ですが、
もしどうしても食べたくて近くにホルモン屋が無い場合は、お肉屋さんなどに聞いてみるのも手です。
雌からしか取れない希少な部位ですが、あまり一般的ではないし需要も他の内臓に比べ多くないので安く買える可能性もあります。
トンパイはどんな食べ方がおすすめ?
まずは塩や塩だれでトンパイ自体の味を味わうことをおすすめします。
シンプルに焼いて食べるのが味や食感がわかりやすく試しやすいです。
トンパイは焼くと少し膨れて、結構中心まで火が通りずら部位なのであまり厚く切らない方が食べやすいです。
塩だれを試したら味噌ダレや醤油ダレも是非試して見てください。
唐揚げや煮込みに入れても食感が楽しめておすすめです。
あまりメジャーな食材では無いので、これから色々な料理が開発されていくかもしれません。
そういった意味ではかなり面白い部位だと思います。